診療科紹介

放射線科

最近の画像診断装置の進歩には目を見張るものがあります。当院も最新のX線撮影装置、マルチスライスCT、1.5テスラMRIなどが導入されています。これらの装置の性能を最大限にいかす為に常に高度な検査技術と知識をもって質の高い画像診断を提供できるように努力しています。また医師、診断医、放射線技師が常に連携を持つことで効果的な検査を行い無駄な検査は行いません。

放射線検査(検査機器)紹介

一般撮影

 一般撮影とは、胸部、腹部、骨などの体内の写真を撮影する検査のことです。X線が人体を通過する際に体内組織
 によって、減弱される差が濃淡となってフィルムに写し出されます。CTより被ばくが少なく簡単な検査となりま
 す。当院では、CR(Computed Radiography)と呼ばれる装置を導入しております。画像をコンピュータ上で管
 理・処理し、より観察しやすい画像を提供することが可能です。

CT(TOSHIBA社製 Aquilion  CXL)

image  CT撮影は、Computed Tomographyの略で、身体の周囲を装
 置が回転し多方向からX線を照射し、それを元にコンピュータ
 処理し、断面画像や立体画像(3D)などの画像を撮影しま
 す。また、造影剤という薬を用いることで、腫瘍の良悪性鑑別
 などさらに詳しく臓器を調べたり、頭や心臓など全身の血管走
 行を描出することが出来ます。動脈壁の石灰化、ステントの断
 面、血管狭窄部位などの確認にも適しています。通常の一般撮
 影などでは、検出されにくい小さな病変を見つけることが出来
 き、なおかつ広範囲な撮影も可能です。当院の64列マルチスラ
 イスCTは従来と比べ、広範囲を短時間で精密に撮影すること
 が可能です。高速撮影による短時間の息止め(胸部CT撮影 約5秒程度)が可能になり、検査時間も約5分から
 20分ほどで終わります。そのため、今まで撮影困難であった心臓や全身血管などを、詳細かつ高速に映し出すこ
 とが可能になりました。また少ない線量でも、画質を向上させることの出来る画像処理や、患者様の体型に合わせ
 適切な線量を計算し撮影する機能などを利用し、低被ばくでありながら高画質な画像を提供しています。

MRI(TOSHIBA社製 Vantage Titan)

image  MRI検査とは、Magnetic Resonance Imagingの略で、「磁気
 共鳴画像」といいます。強力な磁石と電磁波を利用した検査で
 あるため、放射線被ばくの心配はありません。身体の任意断面
 画像が得られ、また造影剤を使用しないで血管の撮影が可能と
 いうメリットがあります。当院のMRI装置は、1.5テスラの高
 磁場装置であり、撮影時間が短縮され、高精度な画像を得るこ
 とが可能です。また、ガントリー開口径が71cmあるため、視
 野がより広く、高い開放感があり、今まで検査が行えなかった
 様な、体格の大きい方、閉所恐怖症の方、湾曲症の方も検査を
 受けられます。

RI(TOSHIBA社製 E.CAM-14)

image  RI検査とは、Radio isotope の略で、主に放射性医薬品(放射
 線を出す薬)を注射することにより身体の代謝を調べる検査
 で、核医学検査とも呼ばれます。体内に放射性医薬品を入れる
 という事で、被ばくを不安に思われるかもしれませんが、使用
 する放射性物質の量はわずかであり、かつ半減期も短いので時
 間と共に減っていき、また通常の生活での排泄により体外に出
 てしまうため、身体への影響はほとんどありません。1回のRI
 検査での被ばく量は、検査内容や患者様の代謝によるもので被
 ばく量はそれぞれ異なりますが、自然からの放射線による年間
 の被ばく量の1/10~1/4程度と言われています。当院での代表
 的な検査としては、心筋への血流や代謝を評価する心筋シンチ
 グラフィ、脳梗塞や認知症等を評価する脳血流シンチグラフィ、
 全身の骨の状態を評価する骨シンチグラフィ、認知症やパーキンソン病を評価するDatScanシンチグラフィ等が
 あります。

放射線治療(シーメンス社製  PRIMUS Mid-Energy M2-6745)

image  放射線治療とは、臓器の機能・形態を温存する、全身的な副作
 用が少ないなどの特徴があり、高齢の患者さんや合併症のある
 患者さんにも比較的安全に治療できます。外来通院での治療も
 可能です。また、外科的手術や化学療法と組み合わせることで
 単独での治療に比べ高い治療効果を期待できることもありま
 す。放射線治療の目的は、腫瘍を完治させる根治的照射、腫瘍
 の進行を遅らせたり腫瘍による苦痛(出血、痺れ、痛みなど)
 を抑える緩和的照射、治療後の部位にあらかじめ照射すること
 によって再発を防ぐ予防的照射などがあります。当院の放射線
 治療装置は高エネルギーX線:6MV、高エネルギー電子線:
 5~12MeVの出力を有し、主に頭頚部、食道、肺、乳房、前立
 腺などの悪性腫瘍を中心に、放射線治療専門医が患者さん一人一人にあった最適な方法を選択して治療を行って
 います。

血管撮影装置(TOSHIBA社製 Infinix Celeve-i)

image  血管撮影は、足の付け根もしくは手首、肘から細い管(カテー
 テル)を血管に挿入して造影剤を使って目的の部位、心臓、肝
 臓、脳、下肢などの血管の撮影、治療を行います。また、狭心
 症・心筋梗塞などのカテーテル検査、治療だけでなく不整脈の
 検査および治療、ペースメーカーの植え込みなどもこの装置を
 使って行います。治療に使用する機器も血管内超音波、大動脈
 バルーンパンピング、経皮的心肺補助装置など緊急時にも対応
 できるように万全の準備を整えています。当院の血管装置は、
 最先端技術を結集したFPD搭載装置で、従来の血管装置と比較
 すると画像の鮮明さ、放射線被ばくも低減することが可能です。検査には、医師のほか看護師、臨床工学士、放射
 線技師など様々な専門スタッフが協力し合いながら患者様が安心して検査を受けられるように心がけています。

X線TV検査(TOSHIBA社製 ZEXIRA DREX-ZX80/WINSCOPE5000 KXO-80XM)

image  X線TV検査は、X線を照射し透視画像を確認しながら、処置や
 目的部位の撮影を行います。造影剤を利用して胃透視や注腸検
 査の診断、骨折部位の整復、体内にチューブを留置するなど、
 幅広く利用されています。検査によって内容が大きく異なるた
 め、検査時間はさまざまです。当院のX線TV装置は2台あり、
 多目的検査に柔軟に対応しています。
   

骨塩定量検査(TOYO MEDIC  HOLOGIC社製 Discovery QDR)

 骨塩定量検査とは、X線や超音波を用いて、骨を構成するカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の量(骨
 密度)を測定する検査です。骨粗鬆症の診断や薬剤による骨密度変化の診断、判定などに利用されます。当院で
 は、X線を用いたDEXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)を採用しており、被ばくが少なく、高精度な測定法で
 す。検査による測定値をコンピュータ上で解析することで、骨密度を求め、正常値と比較することにより判断して
 いきます。腰椎と大腿骨頚部の2ヶ所の骨密度を測定し、検査時間は10分程度です。

   

マンモグラフィー撮影装置(TOSHIBA社製 Peruru)

image  マンモグラフィー撮影は、小さなしこりや視触診でわからないような微小
 石灰化を伴う早期の乳癌発見に優れています。マンモグラフィーでは、装
 置とアクリル板の間に乳房を挟んで撮影するため、患者さんによっては痛
 みを伴うことがあります。しかし圧迫して乳房を薄く広く伸ばすことによ
 り、動きによるボケを少なくし、被曝線量を低減、乳腺の中に隠れた病変
 が見つかりやすくなるなどのメリットがあります。診断価値の高い写真を
 得る為に患者さんのご協力をお願いします。当院のマンモグラフィー装置
 は、国産ならではのメリットをいかし、日本女性の体型や乳房の形などの
 特性に合わせた設計で、乳房を圧迫する圧迫板の材質も一般的なものより
 軟らかいものを採用しています。その他にも痛みを軽減する工夫が施され
 ている装置での撮影により、患者さんの負担が少しでも軽減するように撮
 影しています。また、FPD搭載装置での撮影によりこれまで以上に高精細
 で、低ノイズ画像を撮影できるようになりました。当院では、マンモグラフィー専用室で落ち着いた雰囲気のな
 か、検査していただけます。撮影は、マンモグラフィー認定技師の資格を持つ女性技師が行い、始めての方でも
 安心して検査を受けていただけるよう努力しています。

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