地域医療連携

市民公開講座 Q&A

第8回市民公開講座 「テーマ:腎・泌尿器」

本講座にて皆様からいただきました、ご質問と回答を掲載いたします。

泌尿器科

Q.腎臓摘出後、生活・体調にはどのような影響がでますか?
A.もともとの腎機能が問題なければ、生活・体調にはほぼ影響ないと思われます。
Q.夜間頻尿・過活動膀胱にて3年余り通院中です。この場合、腎臓内科と泌尿器科の連携により診療・診断していただけいているのか知りたいです。今後の方向について検討いただくことを願います。
A.尿検査や腎機能に問題がなければ、泌尿器科で対応させてもらうことがほとんどです。
Q.腎臓癌で右腎臓を摘出したのですが、食生活上の注意点を教示願います。酒、煙草は少しでも駄目ですか?
A.いろいろと調べたり、お聞きしたいことがありますので、泌尿器科を受診してください。
Q.済生会の泌尿器に行ってます。指示されるのでしょうか?。夜3回程行きます。どうしたら。
A.また、通院された際に詳しくお聞かせください。

腎臓内科

Q.朝、血圧を測る時、布団の中で寝て測るのと、起きて測るのと、どちらが良いですか?(入院時はベッドで寝て測っていました)
A.心臓と同じ高さで測定しているのであれば、姿勢は異なっていても同じ測定値が得られます。ですので、どちらでも構いません。ただいつも同じ条件で測定するほうがよいので、どちらかの姿勢を決めて毎日測定していただくことがよいかと思います。
Q.腎臓病にならないために、原因や予防法、健康管理法を知りたいです。
A.まず腎臓病の主な原因は、腎炎、糖尿病と高血圧です。腎炎は生活習慣に関係なく発症するので予防法はありません。尿蛋白尿潜血を見逃さないことが重要です。しかし糖尿病と高血圧からの腎臓病は生活習慣の是正で予防することができます。そのためにはご自身の現状をしっかりと見つめることが重要だと思います。糖尿病の検査値を毎回チェックする、血圧を毎日測定する、など意識し、悪ければ食生活を見直す(カロリー制限食や減塩食)・運動療法を行うことなどが大切です。
Q.先天性多発嚢胞腎は難病指定されていますか?
A.先天性多発嚢胞腎は難病指定となっています。
Q.朝までにトイレに5~6回起きるのですが、改善策はありますか?
A.寝る前に飲酒を控える、夕方以降水分を控えるなど重要だと思います。ただあまりに頻回であれば泌尿器科受診をお勧めします。
Q.腎臓病には運動がよいと聞きますがどの程度がよいのでしょうか?
A.運動することで腎機能が改善するということはありませんが、運動によって血圧コントロールがよくなったり、心血管合併症の予防になったりというメリットがあります。疲労が残らない強度で無理なく運動を継続することをお勧めします。
Q.血圧測定時の室温差で数値が変わることがありますが、なぜですか?
A.血圧は環境によって簡単に変動します。室温が寒いと血管が収縮し血圧が上がります。室温が温かいと血管が拡張し血圧は下がります。夏は血圧が下がり冬は血圧が上がる傾向にあるのもこのためです。
Q.検尿を年2回しているが、その時々で引っかかる項目や度合いが異なります。どうすればよいでしょうか?
A.検尿で引っかかった場合は一度かかりつけ医や当科へご相談ください。
Q.造影剤を使用したCT検査で、腎臓に副作用が出るかも知れないと聞きましたが、どのような影響が出るのでしょう
A.造影剤で腎機能が増悪する造影剤腎症という病態が起こります。ですので、腎機能が悪い方は造影剤の使用をお勧めしません。ただやはりそのデメリットよりメリットが大きい場合はするべきだと思いますし、その際には造影剤使用前後に点滴を行うなど、予防対策があるので主治医に相談してみてください。
Q.リウマチ関節炎の薬を飲んでいます。現在クレアチニンが若干高めですが、薬の副作用以外で高めになることがありますか?
A.リウマチの薬で腎機能が悪くなることもありますし、リウマチという病気自体で腎機能が悪くなることもあります。原因がなにかを早めに調べることが重要です。主治医にも相談してみてください。
Q.e-GFR 39.3で利尿剤服用中です。今後どういう点に注意すればよいですか?
A.まずは患者様がなぜ腎機能が悪くなったのか、腎機能の増悪因子は何なのかをしっかりとつかむことが重要です。そしてそれがわかればその増悪因子をできるだけなくしていくことが必要です。増悪因子の検索は私共で行っていますのでいつでもご相談ください。また今後の注意点として一番重要なことは減塩と血圧コントロールです。減塩が難しい場合は慢性腎臓病教育入院がありますので、興味を持たれたら主治医もしくは当科へご相談ください。
Q.先日京都市内のヘルス博に行きました。減塩コーナーを見ると、タンパク制限の試食があり、話を聞き通販の本をもらいました。読むと、減塩とタンパク制限をしたほうが良いという主旨の内容でしたが、試した方が良いでしょうか?(80代で慢性腎不全です)
A.慢性腎臓病患者様の食事療法の基本は、減塩と低たんぱく食です。ただご高齢で極度に低たんぱく食をとると、筋力がさらに落ちてしまいます。ですので、私としては低たんぱく食≪減塩食、とお話ししています。まずは減塩を意識してみましょう。
Q.医師にカリウムの制限を指示されていますが、腎臓と関連がありますか?
A.腎臓は余分なものを出してくれる賢い臓器です。ですので、普段食事で余分にとりすぎた物は腎臓が計算をして尿に出してくれます。ただ腎機能が悪くなってくるとこの計算ができなくなってしまい、余分なものも体にたまるようになってきます。カリウムもそうです。カリウムは、体にいいとされる野菜や果物にたくさん含まれています。腎機能が正常であればたくさんとっても余分なカリウムはすべて尿に出されますが、腎機能が悪くなってくると余分なカリウムはすべて出されず血中にたまり高カリウム血症となります。高カリウム血症は心臓に致死的な不整脈を起こすことがあるので、腎臓が悪くなってくると野菜や果物の摂取も抑えなければなりません。
Q.2年前からカリウム値低下(低カリウム症?)を人間ドックで指摘され、貧血が発症しています。(1年前に腎結石手術を受けました)
A.低カリウム血症になる原因もいくつかあります。続くようでしたらかかりつけ医や当科へいつでもご相談ください。
Q.90歳で元気に生活しています。以前IgA腎症と言われたことがあります。透析になる可能性はありますか?また、食事療法は必要ですか?(腎臓関係の薬は服用していません)
SW=1.5、CCr=30、尿蛋白=2+、K値=正常、低アルブミン血症、血圧は弁膜症でARB服用で低め。
A.透析になるかどうかは今の腎機能の増悪速度によると思います。90歳になるまでお元気に暮らしておられるので透析は絶対に避けたいところです。まずは増悪因子があるかないか、あるのであればそれを少しでもなくすことが重要です。尿蛋白が出ておられるようですので、やはり減塩食は重要です。
Q.潜血が出ていたら? 膀胱炎との違いは?
A.尿潜血がでていれば、まずはそれが腎臓から出ているものなのか、膀胱などの尿道からでているものなのかを見分けなければなりません。尿検査である程度見分けることができますのでいつでもご相談ください。また膀胱炎からの尿潜血の場合は、排尿時痛などの症状が伴うことがあるので、それも違いの一つかと思います(腎臓からの尿潜血は症状を伴いません。)
Q.e-GFRとはなんですか?
A.e-GFRは、まさに腎臓の働く力を数値にしたものです。実は私たちはクレアチニンよりこちらをみています。この値が低ければ腎臓の働く力が弱まっているということで、10を切ってきた際には透析導入を考えていきます。ただこのe-GFRは、クレアチニン・年齢・性別から推算して出すものですので、結局はクレアチニンの値と連動しています。
Q.前立腺の手術後で、糖尿病、HbA1c=9.7、尿潜血=3+、心臓病、腎臓結石があります。
A.腎臓結石がおありですので、それが原因の尿潜血の可能性もありますが、腎炎が隠れている可能性はゼロではありません。一度主治医の先生にご相談していただいてもよいと思います。
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