診療科紹介

薬剤部

薬剤部は薬剤部長、薬剤師長、主任薬剤師3名、薬剤師13名と薬剤助手1名の計19名で構成されています。
調剤業務、DI業務等セントラル業務に加え、全7病棟に専任薬剤師を配置し臨床業務に対応しています。また、多職種協働による各種チーム医療にも参加し、患者さんに安心・安全な医療を提供できるよう活動しています。

薬剤部理念

1.医薬品の適正使用に積極的に取り組む
2.医療安全と質の向上に貢献する
3.患者さんはもちろん、他職種や病院から頼られる薬剤部を目指す

薬剤部の取組み

調剤業務

image当院では外来患者さんのお薬は、原則として院外処方箋を交付しています。
入院処方箋では、処方箋記載内容より、服用量、服用方法、相互作用などを確認しています。
また、入院患者さんの点滴についても、処方箋記載内容より、処方内容、投与量、配合変化等を確認し、患者さんごとに1本渡しで病棟へ払い出しています。

医薬品情報管理業務(DI)

緊急安全性情報やPMDA(医薬品医療機器総合機構)からの医薬品情報を、イントラネット、メール、「薬局だより」等を介して即座に医療従事者へ展開し、適正な薬物療法を支援しています。また医療従事者からの問い合わせに対しては、添付文書をはじめ、インタビューフォーム、医療情報雑誌、医学書籍、インターネット等を活用して正確・迅速に情報提供しています。

無菌調製

image抗がん剤調製:抗がん剤の点滴についてはレジメン登録により、外来・入院すべての抗がん剤治療において、薬剤の投与内容、投与量、期間、手順等をチェックしたうえで、安全キャビネット内において無菌調製しています。

高カロリー輸液調製:経口での栄養摂取が不能又は不十分な患者さんへの栄養補給を目的として、中心静脈経路から投与を行う高カロリー輸液を、クリーンベンチ内において無菌調製しています。

製剤業務

患者さんの病態に最適な薬物治療が必要となり、医薬品として販売されていない外用剤等が必要になる場合があります。当院ではそのような製剤を医師の依頼に基づき、院内特殊製剤として調製し、薬物治療に貢献しています。
(院内倫理委員会にて承認を得ることが必要です。)

薬剤師外来と入退院センター

image外来患者さんに安全に薬物療法を受けていただくために、抗悪性腫瘍薬や内分泌療法薬の服薬指導、インスリンなどの自己注射指導、吸入指導を行っています。
また、入退院センターにおいては、手術や観血的検査のために予約入院される患者さんの持参薬の服用状況や、手術前に中止すべき薬の有無を確認し、安全に手術を受けていただけるよう薬歴管理をしています。

薬剤管理指導業務

image患者さんのベッドサイドに訪問し、使用されている薬の効能、用法・用量、副作用、服用上の注意点等の説明を行います。服薬意義を理解してもらい、薬に対する不安などを解消することでアドヒアランスの向上を図るようにしています。また、薬物療法中の検査値や自他覚症状の確認を行うことで、医師・看護師と情報共有を行い副作用の早期発見に努めています。

病棟薬剤業務

すべての入院患者さんの入院から退院までの薬物治療について、薬の相互作用や適正使用の確認、医師や看護師など他職種からの薬の相談応需、他職種への医薬品情報提供等を行うことで、薬物療法の有効性、安全性の向上に貢献できるように取り組んでいます。

持参薬確認

image入院時に、使用中のお薬をお持ちいただき、サプリメントなども含め、お薬の内容や服用状況を確認しています。
また、事前に休薬するお薬があれば休薬が守られていたか、必要があれば院内における代替薬の提案等々を行い、入院時も安心して継続いただけるよう努めています。

TDM業務(薬物治療モニタリング)

薬物を服用中の患者さんの薬物血中濃度を測定し、症状や腎機能評価などから総合的に見て、薬剤投与をつづけるべきかどうか、投与間隔や投与量、投与方法などを変更すべきかどうかを判断し、処方支援を行っています。

院内感染対策チーム(ICT)・抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師で構成されています。週1回、各部署への感染対策および抗菌薬ラウンドを行い、適切な感染対策ができているかチェックします。
薬剤師は抗菌薬使用状況の確認、処方提案、コンサルテーション等を行い、感染対策および抗菌薬の適正使用の推進に取り組んでいます。

栄養サポートチーム(NST)

image医師、薬剤師、看護師、管理栄養士で構成されています。患者さんにとってより良い方法で栄養状態を保持・改善する支援を、週1回の病棟ラウンドを通して行っています。薬剤師の役割は、薬剤の情報提供や管理栄養士のサポートなどです。チーム活動で培われるNST領域の知識や、他職種との連携は、日常の病棟業務を重層的なものにしてくれます。

緩和ケアチーム(PCT)

医師、薬剤師、看護師、理学療法士で構成されています。緩和ケアチームとして回診に参加し、様々な苦痛症状を緩和する鎮痛薬やその他の薬物の処方設計や提案を行っています。同時にお薬の使い方について患者さんに詳しく説明し、副作用症状の発現がないか観察し、がん患者さんや慢性疾患を抱える患者さんの苦痛症状の緩和に努めています。

摂食嚥下サポートチーム(S-NST)

image医師、薬剤師、看護師、言語聴覚士、管理栄養士で構成されています。定期的に嚥下回診とミールラウンドを行い、摂食嚥下障害のある患者さんの状態を把握し、摂食嚥下障害の評価・予防に取り組んでいます。薬剤師は、嚥下に影響を与える薬剤の情報提供や内服薬の剤形・粉砕可否等のアドバイスを行っています。

褥瘡対策チーム

医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、理学療法士で構成されています。D3以上の入院患者さんに対し、週1回チームで病棟ラウンドを行っています。他職種で関わることにより、いろんな視点からの意見を出し合い、治療方針を検討しています。また、ラウンド時に、病棟看護師への外用剤の適正使用の指導も行っています。

認知症ケア・せん妄対策チーム

医師・薬剤師・看護師・作業療法士・管理栄養士・社会福祉士・事務局(9名)で構成され、定期的にカンファレンスとラウンドを行っています。
入院といった環境の変化や治療の過程で、せん妄(興奮したり、点滴を抜いたりする行為)を発症したり、認知機能の低下や悪化(物忘れや意欲の低下などの症状)を招くことがあります。このような状態に対して、安心して療養できる環境を整えるようサポート・アドバイスを行っています。
薬剤師は主に薬物療法について、薬学的視点を踏まえた助言や対応を行っています。

糖尿病チーム

医師、看護師、薬剤師、管理栄養士で構成されています。糖尿病の薬物治療は、栄養療法、運動療法と共に治療の中心となります。チームではチームラウンドを通じて、個々の患者さんへ適切で最良の治療が行われるように助言を行ったり、市民向けの糖尿病教室や、院内スタッフ向けの勉強会を開いたりしています。薬剤師は患者さんへ薬物療法を中心とした療養指導を行い、院内スタッフへの新薬の情報提供や、投薬による副作用のリスクについての助言を行っています。

災害派遣医療チーム(DMAT)

image医師、看護師、業務調整員(薬剤師、臨床工学士、理学療法士、事務員等)で構成され、地域の救急医療体制では対応できないほどの大規模災害や事故などの現場に急性期に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームです。ロジスティクスとしての業務調整員の役割だけでなく、災害現場では薬剤師としての専門性も重要な役割を担えると考え、日々研鑽し備えています。

薬学生病院実務実習受入施設

薬学部5年次の実務実習に対し、当院では第3・4期に受入れています。病院薬剤師業務を理解してもらうことで、病院における薬剤師の必要性や、保険薬局業務との違い、また保険薬局との連携の必要性なども肌で感じてもらいたいと考えます。
病院実習を通して、将来病院薬剤師を目指してもらえると嬉しく思います。

資格取得一覧

日本病院薬剤師会    感染制御認定薬剤師        1名
日本化学療法学会    抗菌化学療法認定薬剤師      1名
日本病院薬剤師会    病院薬学認定薬剤師        5名
日本病院薬剤師会    認定指導薬剤師          4名
日本病院薬剤師会    生涯研修履修5年継続認定薬剤師  1名
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師          1名
日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師      4名
日本臨床栄養代謝学会  NST専門療法士         1名
日本DMAT隊員                       2名
京都府緊急災害医療チーム隊員                1名

スタッフ

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